新年明けましておめでとうございます。2012年が皆様にとって、また世界中の人々にとって良い年であることを願っております。
さて、昨年は世界の経済界ではヨーロッパ金融危機が大問題となった。一小国のギリシャの国家財政が破綻し国民に給料未払いの事態が発生し、この影響がヨーロッパさらには世界に波及するとの懸念で大騒ぎとなった。今のところドイツやフランスなどが何とか支えているが、今年の世界の重要な関心事であることは間違いなく、最悪、事態の進展によっては大恐慌に突入する危険をはらんでいる。我が国も対岸の火事ではなく国家財政が最悪であることはご存知かと思うが、我が国の国債を日本国民が買っているから安心なのだとか言って国は悠長に構えているが大丈夫なのか。
ところで総務省が昨年10月に全国の1737市町村(東日本大震災で被災した自治体を除く)の財政健全化指標(速報値)を発表した。そのデータをもとに週刊エコノミスト(昨年の12月13日号)は“あなたの街のギリシャ度”として 全国1737市町村の借金(実質公債比率)ワースト・ランキングを発表している。それによると北海道の夕張市がワーストワンで唯一財政再生団体となっている。岡山市は1737市町村の中で369番目に悪く、玉野市はそれよりずっと良く1396位、上位には首都圏の市町村が並ぶ。国だけでなく地方自治体も難題を抱えている実態が浮かび上がってきている。
政府は今後の社会保障費の増大に対して税で賄う、いわゆる“税と社会保障との一体改革”を推し進めていく計画だが、この問題の解決が我が国の今後の進路を占うきわめて大きな試金石となることは間違いなく、年初から政界を揺るがすことになるだろう。やはり政治家自身が身を削ることをせずに、また、そうすることを約束しておきながら何もしない今の政府では国民は納得しないのではないか。野田総理の不退転の決意に期待するがどうであろうか。何事も先送りされている今の政治家の決断は、世界中どこも同じようだ。
昨年は今後の我が国歴史に中で長きに亘って人々の記憶に残るであろう最悪の年であった。今年はその再生・復興の初年度である。多くの奇跡が起こることを期待し、努力していきましょう。