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2018年11月23日(金)

神経難病理学療法学・演習 講義風景(理学療法学科3年)

11月23日(土)に神経難病理学療法学・演習を担当する非常勤講師の山田義範先生のご紹介で藤原智貴様が来校されました。
藤原智貴様はサーファーとして、岡山県初の介助犬ペアとして各地でご講演されています。サーフィンは障害者サーフィンの世界大会に出場される実力者です。今回は学生達に介助犬のこと、障害者サーフィンのこと、そして、こんな理学療法士になってほしいとの思いを伝えてくださいました。健常者と障害者が共に生きるためにはどうしたらいいのか、学生達には良い学びの機会となりました。
本校は病院と併設しておらず、患者様に関わることが出来るのは実習中だけとなることが多いです。しかし、病院や施設でご活躍の先生が非常勤講師で来てくださっているので、今回のような貴重なご講演や、実際の患者様の評価や治療を目の前でご指導して頂くことが出来ます。山田先生は今回に限らず、以前からこういった貴重な機会を提供して下さっており、学生達にとっても非常に有益な講義となっております。

理学療法学科 谷口奈瑠美

以下、学生のコメントです。
サーフィンで世界を舞台に戦っている藤原さんの講演を聞きました。藤原さんは頸髄損傷を受傷されてからも様々なことに前向きに取り組んでおられます。藤原さんの話の中で「可能性を断つPTになってほしくない」という言葉が私は印象に残っています。介助犬のダイキチくんは藤原さんの動かしにくい身体の補助をする役割で、実際に藤原さんが携帯電話等を落とすとすばやく拾い届けているところを見せて頂きました。介助犬は全国で約60頭しかいない為、藤原さんのようなユーザーは珍しく貴重な講演だったので、将来に活かしていこうと思います。
理学療法学科3年 岡 諄宥

藤原さんは頸髄損傷になられても残された残存機能でこれからの生活をどのように過ごしていこうかととても前向きな考えをお持ちの方でした。講演で感じたことは車椅子を利用されている方は、トイレは多目的トイレ、階段昇降はエレベーターを使用されているので、これからは出来る限りの使用は避け、車椅子の方が待っていたら自ら進んで譲れるようにしたいです。ここまでしか治らないといった患者の芽を摘むようなPTではなく、リハビリをしていく上で沢山の可能性を見いだせるようなPTになりたいと思いました。
理学療法学科3年 久山 莉佳






written by tamasen [理学療法学科] [この記事のURL]

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