2021年11月10日(水)

絆 〜学科と学年の壁を越えて〜 保健看護学科

 〜学科と学年の壁を越えて〜 保健看護学科


今年も新型コロナウィルス感染症に始まり、通常の学習環境に加えてオンラインによる講義や演習等を行ってきました。密を避け、人との交流の機会が少なくなっている中、今年は、今まで以上に結束を深めてピンチをチャンスに変えるべく、深いつながりを大切にしています。その一部をご紹介いたします。



4月 初めての掃除 2年生➡1年生


学校に少しでも早く慣れてもらうことと、清潔な環境の中で学習できるよう先輩から後輩へ優しく掃除の仕方を教えてもらいました。


4月 防災教育 4年生➡1、2、3年生


今年は4年生の「災害看護」の一環として、指導案をもとに、1,2,3年生に向けて、防災教育をしてもらいました。災害図上訓練(DIG)を通して、玉野市の特徴を知ることと、被害や避難について考察することを目標として、学年間で考え、実際に玉野市内を歩いて「人的・物的防災資源」の確認を行いました。
従来の、教員から教わるのではなく、先輩から後輩へ指導案をもとに指導をすることによって、4年生は責任感を持って学ぶことに繋がり、後輩は先輩を頼もしく感じ、お互いの相乗効果により例年以上に熱心に取り組んでいました。


5月 宣誓式  1、3、4年生年生➡2年生

5月8日(土)2年生の宣誓式を行いました。
コロナ禍の影響により、昨年に引き続き、規模を縮小した形となり、来賓や保護者の方たちの列席は叶いませんでしたが、先輩、後輩からの思いを受け取り、改めて看護師となる意思を固めることができました。




4年生は、先輩として、自分たちが経験してきたことを踏まえて、これから始まる臨地実習に向けて応援メッセージを送りました。
3年生は、昨年度、新型コロナウィルス感染症の動向が見えない中で、日程の変更と規模を最小限に留めた形で、宣誓式を行った当時の事を思い出し、少しでもお祝いしてあげたいとの申し出により、2年生にメッセージを送りました。
1年生は、来年度の自分たちの宣誓式をイメージしながら式に出席し、その感想を添えて2年生にメッセージを渡しました。


9月 基礎看護学実習U  3年生➡2年生


9月は、新型コロナウィルス感染症の流行「第5波」に伴う新規感染者や療養者の増加に歯止めがかからず、医療現場もひっ迫し、ステージ4に引き上げられた時期と重なり、2年生の基礎看護学実習Uは、学内において行うこととなりました。それに伴い、少しでも臨地の状況に近づけるため、出来る限りモデル人形ではない患者役が必要となりました。そこで、臨地実習を経験している3年生にボランティアを募ったところ、夏季休業中にも関わらず、5名の学生が協力してくれました。

終了時には、患者役をしてみて感じたことを、3年生から2年生に伝え、患者さんにとってどのように関わるのが良いのかお互いに振り返り、次の訪室場面での看護に繋げられるようにしました。


実習終了時には、感謝の気持ちを伝えました。


理学・作業療法学科の教員➡2年生





前年度は、保健看護学科の教員が患者役をしていましたが、今年は、お互いによく知っている間柄よりも、リアルに患者さんをイメージできるように、他学科の教員に患者役をお願いしました。
患者役をしていただいたことで、とても緊張したようでしたが、実際の臨床場面をイメージしながら関わることができたようでした。
また、リハビリを専門とする教員の視点で、どのように介助することが患者さんの負担を最小限に抑えられるかなど、アドバイスをしていただき学びの深い実習を行うことが出来ました。
今回の実習を通して、学内においても他職種との連携がとれることは、本校の強みであると改めて実感しました。


これからも学年を超えて助け合い、人と人との絆を大切にして、頑張っていきたいです。

保健看護学科:馬場 真紀

written by tamasen [保健看護学科] [この記事のURL]

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