2017年11月3日(金)

「客観的臨床能力試験(OSCE)を実施!!」(理学療法学科)

11月1日,2日の両日を使い理学療法学科3年生に対し,客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination:OSCE)を実施しました。OSCEとは臨床実習を行う臨床能力を身につけているかを試す実技試験の事をいい,実際の臨床さながらのシチュエーションで日頃の授業で学んだ科目を基に,たくさんの知識,技術を駆使して臨みました。
試験を採点して下さるのは本校の既卒生です。2か月後の評価実習との密接な関係があるこのOSCEですので,試験官の目も鋭く光っていました。
また,学生もいつもの見慣れた教員ではなく,外部の理学療法士の先生(卒業生)が試験官とあっては,練習せずにはいられません。1ヵ月以上も前より,夜7時頃まで残り練習を積んでいました。
当日は緊張のあまり,その練習の成果を発揮できなかった学生もいる様でしたが,どの学生も汗びっしょりになりながら,精一杯頑張っていました。




写真は試験翌日のフィードバックの風景です。試験課題の確認から始まり,内容に対しての復習などを,試験官を務めた先生方から教えていただきました。また,2か月後から始まる評価実習に向けて,励ましの言葉もいただきました。
学生達は質問をしたり,動作確認をしたりと真剣な表情で聞き入っていました。




以下はOSCEを終えた学生の感想です。

理学療法学科 3年生 坂田 駿
「OSCEを受けるにあたり,空きコマや放課後を活用し,仲間と共に切磋琢磨しながら練習に励みました。また,たくさんの先輩方や先生方にも手伝っていただきとても感謝しています。本番では緊張のあまり,最高の出来とはいきませんでしたが,自分に足りないものや,修正すべき点が多々見つかりました。臨床評価実習に向けて,自分のすべき事をしっかりと行い,ベストな状態で臨めるように頑張ろうと思います。」

理学療法学科 3年生 藤井 恵
「2日間にわたりOSCEを受けました。授業の空き時間や放課後にクラスメイトや先輩方に協力してもらい,たくさんの練習をしてきました。本番では,良い緊張感を持ち試験に臨め,練習した成果を発揮する事が出来たので凄い達成感を得る事が出来ました。翌日,試験官の先生方による試験のフィードバックを受け,試験内容の復習や,1月から始まる臨床評価実習に向けて自分達の課題を見つける事が出来ました。また,相手を思いやる気持ちや,相手とのコミュニケーションの取り方など,人として大切な事も試験を通して学ぶ事が出来,とても良い経験となりました。



written by tamasen [理学療法学科] [この記事のURL]

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