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保健看護学科2年生が、授業「公衆衛生看護学概論Ⅱ(展開)」 の一環として、学校周辺の築港地区(一丁目〜五丁目) での地区踏査を実施しました。
この地区踏査は、地域で活動する保健師活動について学習し、高齢者の健康課題に関連する情報収集の視点を理解することを目的としています。学生たちは地域に直接触れることで、「地域に学ぶ」貴重な経験となりました。
地区踏査の概要と実施内容
学生たちは3〜4人一組のグループに分かれ 、築港地区の各丁目 を担当し、徒歩で地区踏査を行いました 。
当日は、事前学習に基づき、地図や学習計画書 などの資料を持参し、熱心に地域を歩き回りました。主な活動内容は以下の通りです。
地域環境の観察・情報収集:交通、住居、社会資源、各種施設などの生活環境の特徴を知るため 、五感を使い観察し、情報収集を行いました 。
住民の生活状況の理解:住民の方々との交流を通じ 、地域の生活状況や活動、気になることなどをお尋ねしました 。
健康課題のアセスメント:コミュニティアズパートナーモデルを用い 、高齢者が生活する地域としての健康課題を考察しました 。
学生たちは、精力的に活動し、活発な情報収集の様子が見られました 。


今後の学習への期待
今回の地区踏査を通じて得た地域の具体的な情報や、住民の生活実態に対する考察は、今後の学習において非常に重要です。
こうした保健師活動の体験や学習ができるのは、保健師資格取得を目指せる玉野医専だからこそです。
公衆衛生看護で培う「地域全体の健康課題を発見・解決する視点」は、将来、病院や施設で個別の患者さんを看る際にも、その方の生活背景や環境を深く理解するための「生活支援の視点」として必ず生きてきます。
学生の皆さんには、この学びを、高齢化が進む地域社会で求められる多角的な看護業務に活かすための礎として、今後の学習に繋げていくことを期待しています。