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2025年7月18日(金)、作業療法学科3年生「作業療法評価学演習」の講義「患者学」に、今年も患者様ご夫婦が来てくださいました。この「作業療法評価学演習」は、学生たちが将来、患者様を具体的にイメージし、主体的に問題解決に取り組める作業療法士になるための大切な科目です。その一環である「患者学」は、患者様ご自身が病気になられてから現在までの経験を直接話してくださる、今年で6年目となる大変貴重な機会です。
この貴重な機会を迎えるにあたり、学生たちは事前にビデオで予習し、質問を考えるなどして講義に臨みました。そして、実際に患者様とお話し、グループワークを通じて理解を深めました。
講義を受けた学生からは、「普段は想像しながら勉強することが多い中で、患者様と直接お話しし、様々な経験談を伺えたことは、言葉にできないほど貴重な時間でした」と、生の声に触れることの重要性を強く感じた喜びが語られました。
また、「『将来、作業療法士になった学生にインタビューしてブログに載せるのが夢なんです』という患者様の言葉が心に深く残り、いつかその夢に応えられる作業療法士になりたいと強く思いました。そして、奥様の広くて温かい心にもとても感動し、この素敵な出会いに感謝しかありません」と、患者様の「夢」と奥様への感動を通じて、学生自身の将来への強い決意と、人間性豊かな作業療法士を目指す上でのかけがえのない気づきがあったようです。
このような交流は、学生たちにとって単なる知識の習得に留まらず、患者様の思いに直接触れることで、将来の作業療法士としての使命感や倫理観を育む上でかけがえのない経験となります。玉野総合医療専門学校は、学生たちが患者様との交流を通じて、より実践的で共感性の高い作業療法士として成長してくれることを心から願っています。