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令和7年11月20日(木)に、玉野市立東児中学校と山田中学校の1年生の皆さん(合計21名)を対象とした福祉体験学習を実施いたしました。
両中学校の福祉体験学習の一環として、「様々な人の立場を知り、思いやりや助け合う心など、社会の一員として大切なことを考えさせる」ことを主なねらいとした体験プログラムを、本校の3つの学科(保健看護・理学療法・作業療法)が企画・提供いたしました。生徒の皆さんは、熱心にプログラムを体験しました。
体験プログラムの様子
本校教員や学生の指導のもと、生徒の皆さんは3つのテーマを巡り、専門分野の一端に触れました。
1. 理学療法学科:「障がい者の立場に立って福祉用具を体験する」
理学療法学科のプログラムでは、実際に車椅子や松葉杖(杖)、装具といった福祉用具を使用し、障がいのある方の生活を追体験しました。介助や移動の難しさを体感することで、相手の立場に立つことの大切さを学びました。


2. 保健看護学科:「みんなで取り組む感染対策」
保健看護学科では、「みんなで取り組む感染対策」として、手洗い指導やデモンストレーションを実施。日常生活に欠かせない正しい手洗いの手順や感染対策の重要性について、実践的に学び、生徒たちは衛生への意識を高めました。


3. 作業療法学科:「心のリハビリ・アンガーマネジメントと検査体験」
作業療法学科が実施したプログラムでは、身体だけでなく「心」のリハビリテーションに焦点を当てました。アンガーマネジメントの考え方や、心の評価方法を体験することで、生徒たちは自分自身の心や他者の心の状態を知ることの大切さを学びました。


生徒の皆さんにとって、専門学校ならではの貴重な学びの機会となりました。
本校では、この体験が、今後のキャリア教育や、多様性を認め合い、共に生きる社会づくりの一助となることを期待しています。今後も地域連携の一環として、次世代を担う生徒の皆さんの学びを積極的にサポートしてまいります。