NEWS Information
作業療法学科3年生が、臨床実習への大切なステップとなるOSCE(Objective Structured Clinical Examination:客観的臨床能力試験)に挑みました。
OSCEは、学生が臨床現場に出る前に、基本的な臨床技能、態度(コミュニケーションやマナー)、そして問題解決や判断などの思考力を総合的に身につけているかを確認するための重要な試験です。
臨床現場を再現!本番さながらの緊迫した状況で実力を試す
試験は、患者役を設けるなど、現場さながらの緊迫した状況で行われました。試験官を前にした実技試験場面は、普段とは違った厳粛な雰囲気の中で実施されました。
この試験では、患者役への丁寧な問診に加え、例えば「安全かつ適切な移乗介助(車椅子への移動)」や、麻痺などで手が使いにくい方への機能的な評価といった、専門技能がチェックされます。
学生たちは、日頃の練習の成果を発揮すべく、培ってきた知識、技術、そしてコミュニケーション能力を最大限に活用し、一つひとつの課題に真剣な眼差しで向き合いました。臨床現場を意識した真摯な姿勢が窺えました。
臨床の視点を取り入れた客観的な評価で大きな成長へ
今回のOSCEでは、臨床現場で働く作業療法士の先生(本学の卒業生も含む)を外部試験官としてお招きし、実践的かつ客観的な評価を実施していただきました。
試験終了後には、外部の先生方から、学生一人ひとりに向けた丁寧なフィードバックが送られました。この「臨床の視点」からの具体的な評価やアドバイスは、学生たちにとって、自身の課題を明確にし、さらなる成長を遂げるための大きな糧となります。
臨床実習へ、いざ!作業療法士への道を歩み始める
このOSCEは、学生たちが今まで学んだ知識やスキルを臨床現場で存分に発揮できるかを確認するための、極めて貴重な試験です。
この難関を突破した学生たちは、1月から本格的な臨床実習に臨みます。今回の経験とフィードバックを自信に変え、実習の場でさらに大きく成長することを期待しています。
教職員一同、学生たちがこの経験を通じて、自信をもって現場に羽ばたいていけるよう、引き続き全力でサポートしていきます。



